首イボ治療では、一人当たり20~40分ぐらいは治療に時間を取っています(全身…になると2時間ほどかかる場合もありますが…)
治療を受けていただきながら、いろいろお話をしたりしているので首イボに関しての今まで辛い思いをしてきたお話などを良くお聞きします。
沢山の方の首イボ治療を行っているので、それなりに皆様のお気持ちや悩みを理解しているつもりですが…それでも、お話を聞けば聞くほど、皆さん本当に今まで大変な思いをしてきた事や、医療従事者の何気なく発した言葉に傷ついた様子に、同じ業界のものとして本当に申し訳なく感じつつ、そんな今までの悩みが解決し皆様が笑顔で帰られるのを楽しみに、日々診療を行っています。
今回は口コミには書けなかったあれこれを、こちらでお伝えします。
首イボのお悩みエピソード1:首イボが嫌でウェディングドレスを着ることを諦めました
30代前半の女性、ある日突然秋田のクリニックに遠方から来てくださいました。
確かに、首やデコルテに、茶色の目立つイボが多数ある方でした。
20歳になるかくらいから、首、デコルテ、おなか…など全身にイボが出てきて、年々増えていく。
今までもいくつかの皮膚科クリニックで相談もしましたが
「治療をするとかえってシミができて汚くなる」
「治療してもまた出るから治療を受けても無駄」
「治療できません」
などなど
次に、覚悟を決めて自費治療の美容クリニックを受診しましたが、イボ1つ治療するのに5000円~と言われて、私の首、デコルテに数百個はあるイボを全部治療したらその費用は数十万円…とてもそんな費用は出せず、途方に暮れていました。
ネットサーフィンをしていて見つけた「イボが取れる」というクリーム、杏仁オイル、ヨクイニンも試したけれど、全くイボは取れませんでした…などと
いろいろお話をしながら、首イボ治療を進めていたのですが、緊張がほぐれてきた彼女が一番の心の内を教えてくれたこと、それが
1年前に結婚した新婚なのに、首やデコルテにあるイボのせいで、女性なら誰でもが憧れるウェディングドレスを着ることをあきらめたというお話でした。
小さいころからの憧れていた姿。
それを、イボのせいであきらめている今の自分は、本当に悔しい。
旦那さんからも結婚式を挙げようよと言ってもらえているのに、あれこれ理由をつけて結婚式を断りました。
でも、本当はイボが嫌で結婚式を断っているなんて言えません‥‥
こうやって、Dr.mikoメソッドでイボが取れるのを知って、今の目標は、イボを全部きれいにしてウェディングドレスを着て写真だけでもいいから記念に残すことです。
治療をしながら、思わずお互い涙がポロリと出てしまうお話でした。
あぁ、本当に悔しかっただろうな。
人生での最高に楽しみなことをイボのせいで諦めるの。
今までの彼女の悔しい思いに寄り添いながら、でも、もう大丈夫!
ウェディングドレス、絶対に着ようね と言える。
本当にこの首イボ治療が好きで、今まで技術を高めてきて良かったと思った瞬間でした。
イボの数も多いので、今回の1回治療では終わらないけれど1年以内には、憧れのウェディングドレスを着ることができます。
と、ご本人と今後の治療計画もお話しして、
はるばる秋田まで来てくださった彼女は、満面の笑みでお帰りになりました。
首イボのお悩みエピソード2:長年連れ添った旦那さんの言葉にホロリ
50代の女性。人生初めての秋田に1泊2日で来てくださいました。
若いころから首イボ、体のイボがあり、今まで何度も何度もあちこちのクリニックに相談したことがあるとのことでした。
「そんなに目立たないから、気にしないように」
「老化のイボだから仕方がない」
「今更きれいにしても、水着を着るわけでもないだろうし」
などなど、相談したDrからは、あまりにも心無い言葉をかけられて、クリニックを受診すること自体をここ数年はためらっていたそうです。
たまたま皮膚のトラブルで受診したクリニックの女性Drが、親身に話を聞いてくださったのですが、
「液体窒素の治療だと、シミが残ってしまうので大きいものだけ治療しましょうね。」と大きなものは治療したもらえたけれど、小さないぼは「ごめんなさいね。治療できないの」と治療を受けてもらえなかった…。
今まで何度も
今度こそ治療してもらえるかしら と期待してクリニックを受診し、やっぱり駄目だったと落ち込んで家に帰ることの繰り返しだったそうです。
そんな中、当サイトを見つけてくださり、旦那さんに
「秋田に首イボのいい先生がいるみたい。行って来たい」と話したところ、長年悩んでいる様子を知っている旦那さんは、「いいよ」と割と淡々としてお答えしてくれたようです。
秋田に着いた初日に、首や体のイボの治療を行い、翌日もお帰り前にクリニックに寄ってくださり、気になる残っているところの治療を行いました。
「先生、昨日治療が終わってからホテルに戻って夫に電話を掛けたの。彼がなんて最初に言ったか分かる??」と、問われました。
う~ん、なんでしょう??その場にいた看護師と顔を見合わせながら考えました。
秋田は寒くない? かな?
治療費、どのくらいかかった? かしら?
それとも
秋田が遠くて、お疲れ様…
何か、秋田名物のおいしいものでも食べた?
患者さんは、笑顔を浮かべながら「違う違う」と。
彼女の旦那さんが、真っ先に言った言葉
それは
「どうだった、治療してもらえた??」
だったのです。
患者さんは電話口で「うん、いっぱい、全部治療してもらったのよ」とお話したら、
旦那さんは「あぁ、良かったね。本当に良かったね。」と、自分の事のように喜んでくれたと。
本当に、今まで何度も何度も治療を受けられなくてガッカリしている妻を見ている。
秋田まで行くことは、全く構わないけれど、期待してせっかく行っても、また治療を受けられなくて落ち込んでいたらどうしよう……そんな心配をしてくれていたのだそうです。
そんな優しい旦那さんのお話を聞きながら、気持ちがほっこり。
今まで自分は当たり前のように首イボの治療をしていたけれど、まだまだ治療すら断られている人のなんと多い事か。そして、治療方法がないという事が、どれだけ皆さんを落ち込ませていたのか。という事も同時に知りました。
あぁ、もっと首ぼが治療できる事を、お伝えしなければならないと思うと同時に、患者さんだけでなく、お家の方からも喜んでもらえて、本当に良かった。ますます首イボ治療が好きになったエピソードでした。