エクソソーム注射は、幹細胞培養上清液を用いたアンチエイジング&再生医療です
年齢とともに老化していく細胞を、若返らせることができるという事で期待されている再生医療の一つです。
万能細胞と言われる幹細胞を培養した際に、有効成分が多量に含まれた「幹細胞培養上清液」ができます。その培養上清液を用いた治療です。
エクソソーム注射治療によって期待される効果
実感しやすい効果
・ぐっすりよく眠れる
・ED(とくに朝勃ち)症状の改善
・肌のハリが出る
継続治療により実感しやすい効果
・肌の透明感が出てシミが薄くなる
・白髪が根元から黒髪に変わる
・アルツハイマーの予防や進行を食い止める効果
・糖尿病の改善
などが報告されており、現在も大学などの研究機関で、癌治療・難病への応用も多数研究されている最新の医療です。
「再生医療」は、“病気や事故などの理由によって失われたからだの組織を再生すること”を目指して提案された医療技術です。 よく「根本治療」ということばが使われますが、失われた組織や臓器を根本的にもとどおりにすることを目指しています。トカゲやイモリのしっぽは切り離されてもまた元通りに戻ります。 トカゲ、イモリほどではないですが、人間にも 「再生する力」 があります。再生する力=細胞の力です。
再生医療とは、けがや病気などによって失われた機能を「再生する力」を利用して、元通りに戻すことを目指す医療のことです。
からだのなかに、皮膚や血液のように、ひとつひとつの細胞の寿命が短く、絶えず入れ替わり続ける組織を保つために、失われた細胞を再び生み出して補充する能力を持った細胞を持っています。
こうした能力を持つ細胞が「幹細胞」 です。生まれた時には60億個ほどある幹細胞が、40歳頃では約3億個まで減ると言われています。私たちの体は幹細胞の力により日々修復されているわけですから、私たちは年齢を重ねるにつれて体の中にある幹細胞の数が減り、修復能力が落ちていくのです。
幹細胞培養上清液・エクソソームの製造
幹細胞を用いた再生医療は、患者様の体外で人工的に培養した幹細胞等を、患者様の体内に点滴や注射などで移植することで損傷した臓器や組織を再生し失われた人体機能を回復させる画期的な治療です。
また、幹細胞の培養過程で得られる幹細胞培養上清・エクソソームは幹細胞治療と同等の効果があると期待されています。
間葉系幹細胞から分泌されるエクソソームは、血管や皮膚を再生する効果が高く、様々な炎症を抑える効果があります。
また、全身に分布している体性幹細胞を活性化し、体の再生を誘導する効果が期待できます。
→ 幹細胞培養上清液からさらに有効成分のエクソソームを中心に抽出した製剤を「エクソソーム注射」では用います。
幹細胞培養上清液とエクソソームの関係
幹細胞培養上清液の中に、エクソソーム、サイトカイン、成長因子など様々な有効成分が存在しています。その中で、細胞間での情報の受け渡し(つまり、どんな細胞を作りなさいという指令)の役割を行い、細胞が若返りシグナルのもとになっているものがエクソソームです。この事より、エクソソームの数が多く、質が良い製剤ほど、細胞の若返りがうながされると考えられています。
エクソソームって何?
エクソソームとは、情報伝達のための指示書のようなものです。
幹細胞から他の細胞へ手紙を渡す、エクソソームはその封筒の役割をしています。その封筒の中に、どんな手紙が入っているか…ここに若返りの秘訣が書いてあり、現在も分析が進んでいます。
エクソソームは細胞から分泌される脂質二重膜からなる小胞です。 大きさは直径1万分の1mm程度で内部にはマイクロ RNA、メッセンジャー RNA DNA やタンパク質などを含んでいます。 エクソソームは細胞間、 人体においては臓器同士の情 報伝達に重要な役割を担うことが明らかとなっており、 あらゆる細胞から分泌されることが確認されています。 間葉系幹細胞から分泌されるエクソソームは、血管や皮膚を再生する効果が高く、 様々な炎症を抑える効果があります。 また、全身に分布している 「体性幹細胞」 「タンパク質」 の増強、活性化し、 体の再生を誘導する効果が期待できます。
エクソソームは損傷を受けた細胞に集まり、内包する遺伝子(メッセンジャーRNA等)の働きで、標的となる細胞が自力で回復できるように働きかけます。
マイクロRNAは非常に壊れやすく、そのまま細胞外に放出されるとすぐに分解されてしまいますが、エクソソームが中に包み込んだ状態で、細胞の外へと袋のまま放出するので大切な情報は壊れずに他の細胞へと無事に伝達することができます。
エクソソームの有効性
2、アポトーシス (細胞の死)の減少
3、生体エネルギーの回復
4、酸化ストレスの軽減
5、生存促進シグナリングの活性化
6、ATPおよびNADHの増加
7、皮膚細胞の増殖および遊走の促進
8、アミロイドベータの分解の観察 (アルツハイマー型認知症の発症に関わっているたんぱく質の一種)
9、神経細胞の神経突起伸長の誘導の有無
10、抗炎症作用の有無
11、血管新生の促進の観察
12、過剰な免疫反応の観察 (抑制)
13、ウィルス抵抗性。 周産期ウィルス感染予防
当院のエクソソーム製剤の特徴
エクソソーム製剤は効果・安全面など製品によって、大きな違いがあります。
現状では、どのエクソソーム製剤がより優れているかという比較はほとんどなされていません。
そこで当院では、複数の製剤を独自に分析、効果の比較試験を行い、自信をもっておすすめできる製剤を取り扱っています。
当院で採用しているエクソソームの基準
1.日本国内で、日本人から供給された細胞をもとに製造されている
2.当院の定める安全基準をすべてクリアしている
3.品質管理、特に流通経路や温度が厳重に管理されている
4.エクソソームの保存状態による効果の違い 凍結保存>フリーズドライ と2023年11月現在は考えています。
注射間隔
治療スタート時は、効果の立ち上がりをよくするために1~2週間に1度注射を行います。
4回目からは1~4週間に一度、症状やご都合に合わせての治療を行います。
エクソソーム&幹細胞培養上清液がもつ再生にかかわる4つの機能
②炎症で傷ついた細胞を保護する機能
③体の中に存在している幹細胞を誘導する機能
④新たな血管を作る機能
老化=全身のあちこちでの炎症 なので、炎症を押さえ、傷ついた細胞を健康な細胞に作り替えていくこと、そしてその細胞に十分な栄養(血液を送る)を与える、このトータルの働きで、体の老化を食い止めると考えられています。
さらに、エクソソームの働きによって、炎症が起きているところを集中して治してくれます。
Q&A
Q1 エクソソーム治療の安全ですか?
Q2 どの細胞をもとにした幹細胞培養上清液ですか?